外見ではわかりにくい障がいを持っていて、援助や配慮が必要な人のサインとなる「ヘルプマーク」。赤地に白いプラス(+)とハートのマークがデザインされた8.5cm×5.3cmの樹脂製の札で、東京都が2012年に作成しました。主に内部障害や難病の人、妊娠初期の人をはじめ配慮を必要とする全ての人が、かばんなどに付けて使用します。裏側にはシールが貼れ、緊急連絡先や自分の障害、助けてほしいことなどを書き込めるようになっています。
東京都が発案しましたヘルプマーク本事業、最近では、東京都以外の自治体も導入を始めた、というニュースも時々流れるようになりました。ヘルプマークは徐々に全国に広がりつつあるようですが、一方で、SNSを中心に「このマークを知らずに電車で席を譲ってもらえなかった」などのコメントが拡散されることもしばしば。まだまだ認知度は十分ではないようです。
実際のところ、ヘルプマークはどれくらい普及しているのでしょうか?そこで、今回は全国の自治体における普及状況について調るぷまーくべてみました。